
声優業界の裏側を描くアニメ「ガーリッシュナンバー」の第2話。いきなりメインキャストに抜擢された「烏丸千歳」。今までのモブ役からのメインヒロインということで、サブタイのごとく天狗になった発言を連発。中の人「千本木彩花」の出演前作は、「甲鉄城のカバネリ」で「無名」というシリアスなヒロインを演じていたが、今回の「千歳」のような軽いコメディエンヌ系の声はどうなんだろうと思ったが、低めの声で独白としての黒い「千歳」を演じ、表向きの声は高めに出して使い分けているのでわかりやすい。千歳と養成所の同期で巨乳であざといキャラという設定の「久我山八重」(CV本渡楓)という新人声優だが、声優なので色々な声を出せるのだろうが「東山奈央」の声に似ているなと思った。この「本渡楓」という声優は「かみさまみならい ヒミツのここたま」というテレビ東京の18:00からの子供向けアニメのヒロインを演じていたようだけど、深夜アニメ枠でのメインキャストはまだ馴染みがない。もう一人のメインキャスト同じ事務所の売れていない先輩声優「片倉京」(CV石川由依)は開催弁をしゃべる。この「石川由依」の声優としての代表作は何と言っても「進撃の巨人」の「ミカサ・アッカーマン」である。兵庫県出身なので関西弁も喋れるのだろう。
声優業界の裏側を描くということだが、第1話では少し突っ込んだ表現もあったが第2話ではまあ普通の無難なレベルの裏話であった。原作サイドとのすれ違いは「SHIROBAKO」でもあった内容のレベル。まあ声優という夢を見させてもらう職業だから、あまり本当のエグイ裏話というのは聞きたくないし、聞かされたくないものである。プロデューサー役の「九頭(くず)P」(CV中井和哉)がやたら業界用語らしいセリフ「おつかれちゃーん」とか「まじすかポリス」とか言って業界らしさを出しているが、実際の現場ではこんなこと言うプロデューサーはもはやいないのではないだろうか。
アニメ業界の慣習である作品の制作前やアフレコ前に行う懇親会「打ち入り」の様子も取り上げていた。次回はどこまで裏側に迫ってくれるのだろうか。
出典:http://www.tbs.co.jp/anime/gn/story/story02.html
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