
「終末のイゼッタ」の第4話。前話で敵軍の戦闘機と戦車を魔法力で大破し大活躍した「白き魔女」イゼッタの魔女の秘密が明かされる。今回から続々と新サブキャラクターが登場。ゲルマニア帝国の皇帝「オットー」に「山ちゃん」こと「山寺宏一」、同皇子「エリオット」に「平川大輔」。「山寺宏一」の声はいい声だなと聞き惚れる。いわゆるイケボである。ゲルマニア側には同じくイケボの「ベルクマン」少佐役に「諏訪部順一」がいる。仇側に大御所の男性声優を配することにより対立の構図に深みが出ている。
その他のサブキャラとして近衛兵のリーダー「ビアンカ」に「うっちー」こと「内田彩」。「ことり」ちゃんとは全く別の声を出していて、内田彩だとは聞いても判別できない。イゼッタの世話をすることになったフィーネ姫付きのメイド「ロッテ」に今期は多くの作品のメインキャストで登場している「東山奈央」。これはいつもの「なおぼう」の声である。フィーネ姫の家庭教師で、今回魔女イゼッタの戦略的広報を担当することになった「エルヴィラ」に「ざーさん」こと「花澤香菜」。3月のライオンでは中学生を演じているが、今回のエルヴィラは実年齢に近い役なので、演技をしない地声に近いざーさんの声が聞ける。「エルヴィラ」と「フィーネ」は「黒猫」と「あやせ」でもある。
サブタイの「魔女の秘密」だが、今回イゼッタの魔法の発動条件が明らかになった。魔法の力は魔女の体の中にあるのではなく、大地の地下に走る魔力の流れ「レイライン」から力を借りて使っているということ。そのため、場所によっては魔力が強い場所もあれば弱い場所もある。魔力を全く使えない状況もあるということである。魔力を使うとイゼッタの寿命が縮むとかでなかったのはホッとするが、「白き魔女イゼッタ」をゲルマニア軍に対する強力な対抗兵器として考えているエイルシュタット公国軍では、兵器として使用できる条件が不安定では心もとない。イゼッタの祖母の回想シーンでの言葉「白き魔女は裏切りの魔女」という言葉の意味も気になる。
今話ではイゼッタがフィーネ姫を「命の恩人」という、幼い頃に村人からの迫害から守ってもらったエピーソードも紹介された。幼きフィーネ姫が「我が名はオルトフィーネ・フリーレリカ・フォン・エイルシュタットである。」と名乗ったところは、1話の飛行機の中のイゼッタとの再会のシーンと繋がっている。
エンディング後のCパートではゲルマニア側の「ベルクマン」がイゼッタの魔法には弱点があることを示唆している。無双だったイゼッタに何らかの危機が訪れる予感がする。次回も楽しみである。
出典:http://izetta.jp/story.html
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