
「終末のイゼッタ」の第5話。秋アニメが始まる前はこの「週末のイゼッタ」について、オリジナルアニメということもあり「吉野弘幸」のファンは注目していただろうが、一般的にはそれど下馬評は高くなかった。しかし5話まできて今期アニメの中でも「響け! ユーフォニアム2」「3月のライオン」などとの覇権争いにも絡んできたと思う。主人公の「イゼッタ」のキャラクターに魅力がある。今回はサブタイ「いつわりの奇跡」の通り、前話で露見した「白き魔女イゼッタ」の弱点である地下に「レイライン」が通っていないと魔法が行使できないという、敵のゲルマニア帝国には絶対に知られたくない秘密を隠す為、ブラフを使って欺こうとする。「フィーネ」姫の大公への就任式の後での奇襲の戦闘では、「レイライン」が通ってる場所なので「イゼッタ無双」の強さを披露。イゼッタが空を飛ぶときに使う大型ライフルにも座席や足場やハンドルを取り付けて長時間の飛行に耐えうるように改造してある。同盟国の新聞記者を前に圧倒的な強さを見せつける。多数のランス(槍)をガンダムシリーズの「ファンネルミサイル」のように飛ばしてゲルマニア軍の戦車と戦闘機を安安と撃破。新聞記事に「現代の魔女はたった一人で戦場を支配する」と見出しが踊る。
その後2話で登場したゲルマニア軍のエースパイロット「バスラー」大尉(CV細谷佳正)が特務少佐、ベルクマン(CV諏訪部順一)の部下に加わることになる。
レイラインが通っていないのでイゼッタの魔力が使えない「ベアル峠」では、参謀「ジーク」の立てたブラフ戦術によりイゼッタの魔女の力を使いゲルマニア軍を大敗させたが、その実は美人しかいない近衛隊が大活躍して誤魔化したにすぎない。このようなブラフは一度は通用しても、いずれ露見してしまうだろう。またゲルマニアからら工作員として下士官も送り込まれているようだし、この辺は軍事的な物量に加えて、「ベルクマン」少佐率いる特務部隊の諜報活動もゲルマニア軍の方が一枚上手のようだ。
そのイゼッタのブラフの秘密を二等兵の「ヨナス」が聞いてしまう。
次回の予告で「ロッテ」がサブタイ「穏やかな日に」と、コメント「イゼッタちゃんの胸が」と言っているので、次回はシリアスな展開前の日常回かもしれない。6話なのでテコ入れ回の可能性もある。次回も楽しみである。
なお動画コメントで「イゼッタ」のことを「日清のヘルシーリセッタちゃん」というオタクがいるがけしからん。しかし座布団1枚くらいはあげてもいいと思う。
出典:http://izetta.jp/story.html
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