
「ブレイブウィッチーズ」の第4話。放送日が1週間延期になっていたので3話から2週間ぶりの4話の放映である。今回作画も悪くなかったので1週間伸ばしてでもちゃんとした画を見せてもらった方がいいと思う。
今回は魔法力の圧倒的に弱い「ひかり」に対して、数々のエースウィッチを育てたことで定評のある「ロスマン」先生(CV五十嵐裕美)が502統合戦闘航空団に残る為のテストを行う。塔のてっぺんに帽子を引っ掛けて、それをストライカーユニットを使わずに魔法力だけでよじ登って取って来るというもの。1週間でクリアできなければ扶桑に返されることになる。このロスマン先生は「ストライクウィッチーズ」のウルトラエースウィッチ「エーリカ・ハルトマン」も育てたらしい。
テストに苦戦するひかりを、前話の共同撃墜で友情が芽生えた「ニパ」(CV高森奈津美)と「管野」(CV村川梨衣)が応援するという構成。特に表面上はひかりに辛く当たる、管野が最終的にはひかりを応援してデレる話になる。ひかりはこの1週間の特訓で絶対量では弱い魔法力のコントロールができるようになり、ストライカーユニット「チドリ」の飛行も安定するようになる。「菅野」を演じる「村川梨衣」は今期は「ステラの魔法」の「村上椎奈」も演じているるし、代表作「のんのんびより」の「一条蛍」や「ご注文はうさぎですか?」の「メグ」役など本当に色々な声を使い分けることができる。しかもキャラソンやオープニングやエンディングの歌も歌わせるとうまい。ただ喋らせると独特の発言の「りえしょんワールド」に周りを引き込んで収拾がつかなくなるほど共演者を困惑させるという面白い声優さんである。
サウナのシーンで出てきた「ヴァルトルート・クルピンスキー」役の「石田嘉代」という男前の声の声優は、アニメでは名前のつく役はおそらく初めての担当だが、洋画や海外ドラマの吹き替えではめちゃめちゃ実績のある声優らしい。
塔の上の帽子を取ることができ、ロスマン先生のテストをクリアして、ようやく中型ネウロイとの戦闘に参加することができたひかり。発動条件がわからなかった魔眼も、中型ネウロイと接触することにより見えるようになる固有魔法「接触魔眼」だったことがわかった。しかし隊長の「グンドュラ・ラル」(CV佐藤利奈)には「接触魔眼」の使用を禁止されてしまう。理由はむやみに使うと命を落とすから。しかし次回以降もひかりはその禁止令を破って使ってしまいそうな予感である。コントロールできるようにはなったといえ、絶対的な魔法力が足りないというひかりのハンデは克服されておらず、それが今後どういう展開になって行くのか。次回も楽しみである。
出典:http://w-witch.jp/story/#story-4
©2016 島田フミカネ・KADOKAWA/第502統合戦闘航空団