
「終末のイゼッタ」の第6話。サブタイが「穏やかな日々に・・・」にとあるので、てっきりテコ入れ回で、風呂(スパ)への入浴とかリゾートでの海水浴とかがあるのかと思いきやさすがにそういうことは全くなかった。「フィーネ」姫(CV早見沙織)が「イゼッタ」(CV茜屋日海夏)メイドの「ロッテ」(CV東山奈央)護衛の「ビアンカ」(CV内田彩)の3名を連れて、お忍びで城下の「キルシュバウム」に「キルシュのパイ」を食べに変装して出かけるという、いわば「日常回」であった。普段は威厳のある「フィーネ」姫がいつもとは打って変わってポンコツになるのだが、「はやみん」のポンコツぶりはいつ聞いても「はやみん」である。はやみんはとてもうまい声優だが、ポンコツ演技に関しては「はやみんの引き出しは一つしかない」と言われるようにだいたい同じである。今期でいえば「響け! ユーフォニアム2」の「小笠原晴香」部長や、前期にやっていた「甘々と稲妻」の「飯田小鳥」とほぼ同じ声である。「キルシュバウム」の店に行っても自分では「一介の町娘」の完璧な変装をしたつもりでいたが、店主などからはバレていた。
参謀役「ジーク」(CV高橋広樹)は、前回イゼッタの「魔女の秘密」を知ってしまった「ヨナス」一等兵を「クーンツ」という汚れ役のスパイを使って調べさせる。「クーンツ」のことは家庭教師の「エルヴィラ」(CV花澤香菜)も知っていたということは、彼女はただの家庭教師ではない、裏の世界も知っているとうことになる。最後は「ヨナス」がゲルマニアから送り込まれた軍曹に秘密を喋りそうになったところを「国を守るた為なら何でもできるか」と聞いた上で「ありがとう、すまない」と告げて射殺する。ゲルマニアの「ベルクマン」(CV諏訪部順一)も多分同じことをするであろう。この辺りは「吉野弘幸」らしい非情のシナリオだと思う。だがイゼッタの秘密は国をかけての戦いの上での最高機密なので仕方ないといえば仕方ない。
「フィーネ」姫と「イゼッタ」はブリタニアへ同盟国の出席する会議に出かけることになった。折り返し地点の日常回も終わり、次回からイゼッタに対しての不利な局面が展開されることになるのだろうか。次回も楽しみである。
出典:http://izetta.jp/story.html
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