
まさに神回でした。ネタバレありますよ。Re:ゼロも2クール目に入って、王戦の候補に「田村ゆかり」「井口裕香」「植田佳奈」と豪華な声優出てきたなとのんびり観ていたらこれですよ。14話からタイトルが「絶望という病」という暗転した雰囲気になってきましたけど、15話の「狂気の外側」の展開のショックというかエグさは名作「魔法少女まどか☆マギカ」の第3話に匹敵するんじゃないでしょうか。あの時は「マミる」という言葉が流行ったけど、今度は「レムる」という言葉が流行るんじゃないだろうか。
コメントでよく見かける「レミリア」ではなく「レム」が真ヒロインだ。という意味がわかるような気がします。「レム」役の「いのりん」こと「水瀬いのり」は「ご注文はうさぎですか?」の「チノ」役でおなじみの可愛い声の声優ですが、こんな怒りに満ちた青鬼の野太い声の迫真の演技は初めて聞いたかもしれません。
今回の登場人物は主人公「ナツキスバル」ヒロイン「レム」と悪役の「ベテルギウス」の3人芝居だったわけですが、狂気に満ちた悪役を見事に「松岡禎丞」が演じていました。ここは悪役がとてつもなく悪役にならないと話が薄っぺらくなります。この間まで「ヘスティア」様と「ベル」君の仲だったのにというコメントも流れていましたが。
あとは主人公役の「小林裕介」の演技がすごい。この人は「ウィッチクラフトワークス」で主人公抜擢されましたが、今回の「ナツキスバル」役は渾身の演技という感じで、コメントにも盛んに「声優すげー」という賞賛のコメントがあるのも頷ける気がします。
屋敷の前で傷ついた「レム」を抱えて立つ「スバル」に映画のラストシーンのようなスタッフロールが流れるのは感動的でした。その直後、ショッキングな光景が目に入ってきましたが。今回はオープミングも、エンディングもはしょって、アパン、 Aパート、Bパート、Cパートとぶっ通しで尺を稼いだ結果、よくこれだけの内容を1話に詰め込んできたなという感想です。最後に死に戻りでまた市場のリンガ売りの店先に戻ったのが最後に救われた気がしました。これからどう、この不幸のループを抜け出していくのか、タイムリープアニメの名作「シュタインズ・ゲート」をちょっと思い出しました。
出典:http://re-zero-anime.jp/story/?st=15
© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会