
出典:http://www.tbs.co.jp/anime/seiren/story/story01.html
©高山箕犀/セイレン製作委員会
新番組「セイレンI」の第1話。この「セイレン」は2007年放映の「キミキス」や、2010年放映の「アマガミSS」、2012年放映の「アマガミSS+ plus」のキャラクターデザインをした「高山箕犀」というイラスレーターが原案、シリーズ構成、キャラクターデザイン原案を務めるという作品で、「アマガミ」から9年後の世界という設定らしい。そのためアマガミのヒロインだった「七咲逢」の弟で当時はまだ小学2年生だった「七咲郁夫」が主人公の友人の高校1年生として登場している。「アマガミ」と同様に複数のヒロインによる並行世界でのハーレムテンプレートということになるだろう。キャラクターデザインが似ているので同じ雰囲気はある。
主人公の「嘉味田正一」には「田丸篤志」。「たまこまーけっと」で「もち蔵」をやっていた人だ。「アマガミ」の主人公「橘純一」(CV 前野智昭)はそのちょっと特殊な性癖から「変態紳士」と呼ばれていたが、今回の主人公「嘉味田正一」は変態の度合いはまだ控えめである。
ヒロインは同級生の「常木耀」(CV 佐倉綾音)、幼馴染の下級生「桃乃今日子」(CV 木村珠莉)、先輩の「宮前透」(CV 下地紫野)で、一人のヒロインに4話構成で12回というセットらしい。ここは6人のヒロインを2話ずつと、3人のヒロインで4話ずつと悩んだと高山箕犀さんは言っているが、結局2話だと描ききれないということでこの構成になったそうだ。ちなにみ「アマガミSS」の時は6人のヒロインに各4話+2話で全26話の2クールで放映。「アマガミSS+ Plus」では6人のヒロインに各2話+1話で全13話の1クール展開であった。アマガミでは主人公の妹の「橘美也」(CV 阿澄佳奈)が狂言回し的な役割を持っていたが、今回は主人公に妹はいなく、一つ上の姉「嘉味田十萌」(CV 沼倉愛美)がいるという設定で、「アマガミ」とは基本は似ているが微妙に設定をいじってきている。
1話は最初のヒロイン「常木耀」で「アザネル」と異名をもつ「佐倉綾音」が可愛いが、あざといヒロインを好演している。「アマガミ」の世界のテンプレートをもう一度楽しみたいファンにとっては待ち遠しかったアニメである。次回も楽しみである。