
出典:http://oneroom-anime.com/story/
©SMIRAL/「One Room」製作委員会
新番組「One Room」の第4話。今話から第二部「桃原奈月」編の始まりである。ヒロインの「桃原奈月」は地方に住んでいる中学2年生で、東京で就職した兄の部屋を夏休みを利用して訪れてしばらく泊まっていくという設定。キャラクターデザインを見る限りはで小学校5年生くらいかと思うような幼い容姿をしている。中学2年生というと14歳、東京で就職した兄は24歳以上であろうから、10歳ほど年の離れた妹ということになる。中の人は「りえしょん」こと「村川梨衣」である。今回も声優は一人しか出てこない、一人芝居となる。
この5分アニメは主人公が見ている視聴者というバーチャルな設定、キャラクターや演出は萌え要素満載なのだが、今回は幼い妹を「りえしょん」がやるということで、若干無理があるのかなと思いきや、いやいやどうして思い切り萌える。コメントを見ると「りえしょんでは萌えない」という意見もあるが、それは中の人のことを知っているからであって、声だけ聞けば無茶苦茶萌える。やはり「りえしょん」は天才である。生放送やライブイベントでの振る舞いがハイテンションでイロモノ的な声優に思われるかもしれないが、声優としての技術、演じ分けることのできるキャラクターの数の多さは半端ない。今までにもほぼ同年齢の少女キャラクーとして「のんのんびより」の「一条蛍」では都会から田舎に越してきた美少女を演じているし、「ご注文はうさぎですか?」の「メグ」は少し引っ込み思案で優しい中学生を演じている。それに対して今作品の「桃原奈月」は田舎出身でツンデレでブラコンの妹を演じ分けている。りえしょんの中にはどれだけの種類の少女の設定がセットされているのだろうか。女性キャラを演じ分ける職人。まさに天才だと思う。しかもエンディングの歌もうまい。次回も楽しみである。