
出典:http://eromanga-sensei.com/story/01.html
©2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EM
「エロマンガ先生」が始まった。今期は人気アニメの2期とかのビックタイトルが並ぶ中この「エロマンガ先生」も2010年のエポックメーキング的なアニメ作品「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の原作者「伏見つかさ」の作品ということで今期の覇権大本命のアニメ。原作「伏見つかさ」、キャラクターデザイン「織田広之」は「俺妹」と同じ。制作会社は「A-1 Pictures」で「俺妹」の2期と同じである。当然ながら作画テイストは非常によく似ているので「俺妹」ファンであればスッと入っていける。OP主題歌の「ClariS」も「俺妹」の時と同じ。往時は現役女子中学生ユニットだったClariSも今は成人しているはず。だが未だに顔出しはしていない。シリーズ構成と監督は別の人が担当している。
主人公の「和泉 正宗」には「松岡禎丞」。しかし松岡は人気だ。今期のもう一つの本命である「冴えカノ2期」でも主役だし。ゲーム系、オタク系の主人公では今現在は松岡無双という感がある。ヒロインである妹の「和泉 紗霧」には賢プロの新人声優「藤田茜」。彼女は2016年に分割2クールで放映された「魔法少女なんてもういいですから。」で初めて主役を務めているが、あれは5分枠アニメであった。それが今季はこの「エロマンガ先生」と「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」ではメインヒロイン、「sin 七つの大罪」でもメインキャラを演じている。「俺妹」の時もヒロインの「竹達彩奈」がその後の作品でメジャー作品に次々と出て行ったようにこの「藤田茜」も今後人気声優になることはほぼ確定であろう。なにしろルックスが若干あざといくらいに美形である。
「俺妹」では血のつながった実妹だったが、今作では連れ子同士の再婚による3歳年下の義理の妹という設定になっている。我々の中高年世代だと「あだち充」の「みゆき」を思い出す。「みゆき」の時代は「スポーツ」がサブテーマだったが「俺妹」も「エロマンガ先生」もサブテーマは「おたくカルチャー」である。「俺妹」では消費する側の兄弟だったが「エロマンガ先生」では、兄弟が制作側に回っているのも対比として面白い。父親役に「中村悠一」がキャスティングされているところも「俺妹」ファンとしてはうれしい。できればどこかにサブキャラで「花澤香菜」「早見沙織」が出てくれると歓喜なのだが。
次回も楽しみである。