
出典:http://www.saenai.tv/story/00/
©2017 丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA ファンタジア文庫刊/冴えない♭な製作委員会
「冴えない彼女の育てかた♭」通称「冴えカノ」の2期が始まった。2期の0話が「恋と純情のサービス回」で水着回というのは、1期の0話「愛と青春のサービス回」の温泉回と呼応している。0話から自らの1期をディスるというのもお決まり。このアニメ、キャラクターが皆異常に可愛いが、基本的に「あざとい」。スタッフは1期とほぼ同じで、原作・シリーズ構成・脚本「丸戸史明」、キャラクター原案「深崎暮人」、キャラクターデザイン「高瀬智章」、監督 「亀井幹太」、制作会社「A-1 Pictures」。なので2年感覚が空いた分割2クールのような同じ世界観がある。しかし「A-1 Pictures」はこの4月期に「GRANBLUE FANTASY The Animation」「エロマンガ先生」「冴えない彼女の育てかた♭」と話題作3本をクオリティを落とさず制作できるとはものすごい力のある制作会社だ。OP主題歌も一期と同じく「春奈るな」である。
キャストは2期なので当然同じで主人公の「安芸倫也」に「つぐつぐ」こと「松岡禎丞」。これだけオタク系のキャスティングでの人気が高いということは安定の演技力と、音響監督はじめスタッフの評価が高いからなのであろうか。ヒロイン3人は幼馴染の「澤村・スペンサー・英梨々」に「さおりん」こと「大西沙織」。この人も今ではすっかり人気声優になったが、メインヒロイン級の約では1期のこの「えりり」役が最初ではないだろうか。先輩の「霞ヶ丘 詩羽」役に「茅野愛衣」。この人は大のつく人気声優だが、「霞ヶ丘先輩」のような色っぽいキャラクターを演じたのは一期の「冴えカノ」が最初だと思う。一期のあとで声優事務所も大手の「大沢事務所」に移籍してまさに順風満帆という感じ。そしてなにより「加藤恵」の「きよのん」もしくは「やすのん」こと「安野希世乃」。彼女もサブキャストでの出演が多かったが1期のこの「加藤恵」役で初のメインキャスト抜擢。このキャラクターをゲットしたのは彼女の声優人生にとっては大きいと思う。なにしろ私の第1期「冴えカノ」の印象は、冒頭で1期のことをディスっていた「霞ヶ丘先輩」とは違った観点で「坂道の上にいたベレー帽の加藤が異常に可愛かった」ことしか印象にない。「安野希世乃」の「あくまで演技による棒台詞」もとてもキャラクターに合っていた。キャラは立っていなくても、どこにでもいそうな同級生だけど、全方位で欠点が見当たらない。それくらいこの「加藤恵」のキャラクターは今までのキャラクターにはない魅力がある。おそらく何万人ものオタクが「加藤は俺の嫁」と思ったことであろう。
あとこのアニメはAmazonプライム・ビデオで独占配信して、地上波放映直後に視聴できるのもありがたい。
次回も楽しみである。