
出典:http://www.alicetozouroku.com/story/story_01.html
© 今井哲也/徳間書店・「アリスと蔵六」製作委員会
「アリスと蔵六」が始まった。原作は「今井哲也」で2013年には第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞しているそうだ。シリーズ構成は「 髙山文彦」この人がシリーズ構成をするのは2009年の鎌倉を舞台とした「青い花」以来のことである。キャラクターデザインは「岩倉和憲」有名どころでは「緋弾のアリア」のキャラクターデザインをした人である。制作会社は安定の「J.C.STAFF」。内容的には「アリスの夢」という超能力を持つ人々の話である。その超能力の中でも特に強大な力を持つヒロインの「樫村紗名」役には新人声優の「大和田仁美」。この声優は2014年の名作「SHIROBAKO」のメインキャスト5人の一人「今井みどり」役、通称「ディーゼルさん」である。いい演技をしていたので次なる活躍を期待していた声優で、その後、昨年の「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」でメインキャストの「秋山 奈々子」を演じて、今回の「メインヒロイン」抜擢である。キャラクター的に8歳~10歳程度の中性的な女の子の声を出しているがなかなか合っていると思う。もうひとりのタイトルにも名前がある「樫村 蔵六」役は、攻殻機動隊シリーズの「バトー」で有名な声優界の重鎮「大塚明夫」。実年齢よりも10歳以上年上の老人の役を演じている。相変わらず渋い声だが、こういう頑固者爺の役は初めてではないのかな。超能力がメインの話だが、この年齢の離れた二人の関係により今までの超能力ものにはなかった人情味のある展開になっている。蔵六の孫娘「樫村 早苗」には「樫村 早苗」、蔵六と昔から知り合いの警察官には「大塚芳忠」と脇は中堅どころの声優で固めている。
「不思議の国のアリス」の世界をモチーフとしているので「アリスの夢」の超能力者が能力を使うときには「ルッキンググラス」という、ガラスでできた花びらのような物体が空中に表れる。能力はあるひ突然現れるが、その「アリスの夢」の能力者に発現した能力を「トランプ」という。その「アリスの夢」の能力者の中でも「紗名」の力は飛びぬけて強大なようだ。次回も楽しみである。