
出典:http://zeronosyo.com/story/
©2016 虎走かける/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ゼロの魔術師団
「ゼロから始める魔法の書」が始まった。同じようなタイトルの有名なアニメに名作2016年の「Re:ゼロから始める異世界生活」があるが、あちらに比べると王道の魔法・冒険アニメという感じである。原作は「虎走かける」。2013年に行なわれた第20回電撃小説大賞受賞作だそうだ。主人公の「獣の傭兵」は白い大きな虎で半人半獣の「獣堕ち」という形態をとっている。声をあてている「小山剛志」という人は、いかにも傭兵、軍人らしい太い声を出すが、アニメの世界ではあまりメインキャラクターで見たことがない。今までは舞台やナレーションで活躍していた人のようである。ニコ生で本人を見たが180㎝の長身でいかにも無骨なおじさんという感じの人であった。ヒロインの魔女「ゼロ」を演じるのは「花守ゆみり」。まだ19歳の新人声優だが2016年の「灼熱の卓球娘」ではヒロインの「旋風 こより」を演じている。「こより」の時は頼りない、おどおどした声をあてていたが、今作では声を張った男性よりの声をあてている。「ゼロ」は銀髪の美少女でスレンダーな体形の魔女で、魔力に関しては強大な力をもっているが、世間知らずで無頓着。「魔法」と「魔術」では違いがあるらしい。
有名な魔女の孫娘だが正体を隠して少年としてゼロ達に同行する「アルバス」に「大地葉」。女性の声優だが、2016年の「僕だけがいない街」でも「ケンヤ」という少年の役をやっている。少年の役が得意な女性声優ということで「田村睦心」のような路線を目指すのであろうか。
魔法と冒険と美少女魔女という組み合わせは定番だが、今作では大きな虎の獣人が主人公というところが差別化となっている。萌え要素は少なめで、王道冒険アニメとして小さな子供でも楽しめるような内容になっている。エンディングの魔法の書がパタンと閉じる演出も少し懐かしい感じがする。
次回も楽しみである。