
出典:http://tsuredure-project.jp/story
©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会
「徒然チルドレン」が始まった。原作は「若林稔弥」による4コマ漫画。作者のWEBマンガサイトで内容を読むことができる。15分枠で、同じく15分枠の「アホガール」と一緒に「ANIME+」での放映となる。監督は「聖痕のクェイサー」「マケン姫っ!通」などを手がける「金子ひらく」。シリーズ構成は「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」や「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」をはじめ多くの作品を手がける「浦畑達彦」。スタジオは「Studio五組」である。
主人公というのはいなくて、高校1年から高校3年までの複数のカップルでが織りなす、オムニバス形式のショート恋愛コメディの形を取っている。15分枠の中で4話を行うので、3分アニメを4本続けて見るような感じ。つまりハーレムテンプレートではなく1:1であり、「アマガミSS」のような並行世界でもない。まさにオムニバスであり青春群像劇であるところが新鮮である。各話は基本1話完結だが、時間的制約から日常的な描写は省かれて、恋愛のシーンがメインでの構成となる。1話が3分程度なので作者のWEBアニメの4コマ漫画がほぼ絵コンテに相当する形になる。
高校生カップルを担当する声優陣は「花澤香菜」「加隈亜衣」「丹下桜」「小倉唯」「水瀬いのり」「村川梨衣」「内田真礼」「佐倉綾音」「戸松遥」「山下誠一郎」「前野智昭」「石川界人」「保志総一朗」「下野紘」「浪川大輔」「小野賢章」「小野大輔」といった、大御所声優または人気声優。また今売り出し中の「鬼頭明里」「湯浅かえで」などの新人声優もいて、中にはWikipediaでまだエントリーのない新人声優までいる。数多くの人気声優がちょっとずつ出てくるので、お菓子のアソートのように「あ、この声は」と声優を当てるのが楽しいし、新人声優の育成枠にもなっていると思う。中でもヤンキーのふりをしたぼっち「梶亮子」を演じる、「あやねる」こと「佐倉綾音」のセリフが地でしゃべっているようで面白い。また「細川数子」という恋愛相談をよくされるキャラを演じる「村川梨衣」もさすが声優職人と言われるだけあり、きっちりと新しいキャラの声を出している。次回も楽しみである。