
出典:http://takagi3.me/story/story01.php
© 2018 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん製作委員会
「あにめのめ」枠「からかい上手の高木さん」第1話。地方の中学生の日常コメディである。主人公が鈍感なのでラブコメディというほどラブの要素は少ないと思う。どちらかというと「のんのんびより」に近い世界観でほっこりする。オタクには非常に評判がいいようで、早くも「神アニメ」の声が多く上がっている。
原作は「山本崇一朗」のコミックス。監督は「赤城博昭」で2017年の「ひなろじ〜from Luck & Logic〜」の監督をしていたが監督としてはこれが2作目。シリーズ構成は「SHIROBAKO」「山田くんと7人の魔女」「ReLIFE」「クジラの子らは砂上に歌う」など多数を手掛ける有名な「横手美智子」キャラクターデザインは「高野 綾」でこの人は「干物妹!うまるちゃん」や劇場版「きみの声をとどけたい」のキャラクターデザインを担当しているようだ。アニメーション制作は老舗の「シンエイ動画」である。
主人公の「西片くん」は人気声優「梶裕貴」いつもからかわれて冴えない田舎の中学生を演じている。ヒロインの「高木さん」は「りえりー」こと「高橋李依」。「乱歩奇譚 Game of Laplace」の「コヤバシ」や、「ナイツ&マジック」の「エルネスティ・エチェバルリア 」のように少年のような声を出すことが得意だが、今作ではきりっとした中学生女子の声をあてている。クラスメートの女子3人組は眉毛の太いおバカキャラ「日比野ミナ」を「小原好美」、眼鏡委員長の「天川ユカリ」を人気声優「 M・A・O」、ちょっと目つきの悪い「月本サナエ」を「小倉唯」。小倉唯も幼女キャラだけでなく、いろいろな役をこなせるようになって声優としての幅が出てきている。
ストーリーは30分枠に4話または5話程度のエピソードが入っており、主に「西方くん」と「高木さん」のやり取りの話で、たまに「日比野ミナ」「天川ユカリ」「月本サナエ」の女子3人組の話が混じっている。美人で頭がよくてしっかり者で、胸がないこと以外は欠点のない「高木さん」がなんでこんなにさえない「西方くん」と一緒にいるんだろうという気になる。なお周りから見ればすっかりと付き合っているとみえるのだが、「西方くん」本人からすればからかわれているとしか気が付いていないので、ラブコメではあるがラブ未満である。二人が大人になって「からかい上手の(元)高木さん」という結婚して娘のいる漫画もあるのでハッピーエンドが決まっている話である。「西方くん」は体育教師になるようであるので、こちらのほうもアニメ化してほしいものである。
なお配信は「NETFLIX」独占配信である。(個別課金では他の配信サイトでも)