
orange第3話。地方都市が舞台の高校生青春ドラマ。未来からの手紙が来るというタイムリープ的な要素もあり。本人はタイムリープせず、未来の自分から手紙がくるだけなのだが広い意味ではSFのタイムリープ的な演出といえよう。昨年実写版映画があったみたいだけど、アニメの実写版映画は見ない主義なので見ていない。舞台は長野県松本市。自分は長野市出身なので松本市は電車で長野から1時間の都市。善光寺の長野市と比べて松本市はお城と商業の街で雰囲気が違う。なんといっても松本市にはPARCOがある。(現在松本PARCOではorangeスペシャルショップを開催中らしい。
http://matsumoto.parco.jp/page2/event/4231/)
でも周りを山で囲まれて、夏は暑くて冬は空気がピンと張り詰めるところは同じ。高校生の多くは東京の大学に進学する。そんな地方都市のの雰囲気がこのアニメでもよくでている。「おやき」とか「たい焼き ふるさと」とか実際の郷土の名物も所々織り込まれている。
ヒロイン「高宮菜穂」役は「ざーさん」こと「 花澤香菜」。ざーさんがメインヒロイン演じるの久しぶりな気がする。田舎のちょっとドンくさい女子高生の雰囲気をよく表現している。「千石撫子」が大きくなったらこんな女子高生になるのかなという感じ。ヒロインの高宮菜穂が思いを寄せる東京から転校してきた少年「成瀬翔」役は「山下誠一郎 」。最近では「少女たちは荒野を目指す」の主役「北条文太郎」役が思い出される。
この「成瀬翔」は死んでしまうのだが、アニメはすでに翔がいない10年後の26歳の頃と、まだ翔が生きている10年前の16歳の高校2年生の頃を行ったり来たりしている構成になっている。いつも一緒にいる学生仲間達としては「須和 弘人」役の「古川慎」、10年後は菜穂の夫となっている。この人は「ワンパンマン」で一躍有名になった人。今季は「タブー・タトゥー」でも主役を張っている。明るい女子高生「村坂 あずさ」役は「高森奈津美 」、この人はべらんめえなちゃきちゃきの女性役がうまい女性声優だが、今作でも人情味あふれる庶民的な女子高生役をうまく演じている。
地方の空気感の中、タイムリープ的なSF展開で果たして菜穂は未来を変えることができるのか、これからの展開が楽しみである。
仲間とのじゃんけんで負けた翔が飲み物を買いに行き菜穂の為にオレンジジュースを買ってきたが、これがタイトルのorageのタイトル回収なんだろうか。そんなわけはないか。
出典:http://orange-anime.com/story/03.html
©高野苺・双葉社/orange製作委員会