
モブサイコ100 いい最終回だった!
あ、これ2期くるわ
モブサイコ100が最終回を迎えた。リアタイでは追えなかったうえに、アニメしか見ていないため、ファン界隈の盛り上がり具合は分からないが、あの終わり方は間違いなく2期があるだろう。
「有りえなくらいぬるぬる動くよ!」と勧められたのが見るきっかけで、その言葉に嘘偽りは無かった。どの戦闘シーンも、アニメーター死んじゃうんじゃ…と心配してしまうほどの出来だった。
10話終わりで、師匠がまさかの黒幕!?とドキドキさせられ、11話の師匠のカリスマっぷりに笑い、刀(プラスチック)で切られた師匠を心配し、そして始まった12話。物理で戦う師匠。弟子の力を10倍にしてしまう師匠。話術で勝つ師匠、と師匠好きにはたまらない展開だったのではないだろうか。しかもちゃんとカッコイイ。
主人公のモブ(影山茂夫)は、強い超能力を持った地味な少年。ストレス値がピークの100%になると、力が暴走してしまうのだが、この師匠がよいストッパーとなっている。そのことが最大限引き出された最終回だった。
師匠がモブのちからを得て戦うアクションシーンは、スピード感と重厚感抜群。全話通してそれが損なわれていない、個人的には稀有な作品である。アクションがカッコイイと、ものすごく得した気分になれる。
モブいい子だわ
超強いが、地味。強い力を持つがゆえに、それ以外に自分には何もないと悩むモブは、頭のいい弟を尊敬している。人の良いところを素直に認められるモブはすごくいい子だ。それ故に、モブが力を暴走させてしまうシーンは、迫力があってカッコイイのだがどこか悲しい。
モブが暴走するくらいの力を持った相手と戦うのだから、モブ自身ももちろんボロボロになる。その姿をみると、やはり悲しい気持ちになってしまう。
だがギャグアニメ
アクションシーンや、持つ力ゆえの葛藤について書いてきたがモブサイコ100はギャグアニメである。
ちょいちょい挟まるシリアスシーンは重たいが、基本的にはアタマを空っぽにして楽しく見るアニメだ。もちろん最終回でもそれは変わらない。
良質なアクションと、ギャグアニメらしい「何でもあり」感を楽しみたい方は、最終回した今だからこそ一気に見てみるのもいいかもしれない。