
「3月のライオン」第2話。今回Aパートでは、将棋アニメらしく対局の場面も出てきた。先輩棋士の五段「松本一砂」(CV木村昴)、六段「三角龍雪」(CV杉田智和)も登場。将棋については駒の動かし方くらいしか知らないので今回の零と松本一砂五段との対戦も正直どこが凄いのかよくわからない。
この「3月のライオン」をなんでNHKで放映しているのかと最初は疑問に思ったのだが、よく考えるとNHKは将棋の対局番組や将棋情報番組を多く持っている。「将棋フォーカス」という将棋初心者向けの番組では「伊藤かりん」というアイドルが司会をしているが、10/2にこのアニメを番組で特集し紹介していた。名だたる棋士の人たちもこの「3月のライオン」の原作コミックスのファンが多いようだし、この番組によって視聴者の将棋への関心が高まればNHKの将棋関連事業にプラスになるということで他局の民放よりこの将棋アニメを放映するメリットが大きいということだろう。
Bパートでは川本家の長女「あかり」が銀座のバーに勤めているところや、最初に泥酔して潰された零と出会って介抱した時の時のエピソードで「あかり」の母性溢れる展開で、「あかりさんまじ女神」。声優を務める「かやのん」こと「茅野愛衣」は実際の3次元も和風の癒し系美人で、YouTubeチャンネルで「かやのみ」という日本酒の番組をやっているし、実写映画ではそのまま女優ができるのではと思うくらい。
零が食べるものがなくなって「マルエツ」が実際のモデルと思われるスーパー「マルS」へ買い物に出かけるシーンでは、「れいちゃん見つけー」と零を見つけて駆けつけて懐いてくれる川本家の三女の保育園児「モモ」ちゃんがまじ天使。声優「久野美咲」の幼女役は無双である。家族を失った主人公にとってこのように見つけてくれる誰かがいるということは嬉しいことだろう。川本三姉妹との昭和を思い出させる夕餉の団欒だが、「きっとまだ傷は生のまま乾かずにこの家に横たわっている。」という零のセリフが、主人公だけではなく、この三姉妹のいる川本家にも未解決の問題があるということを伺わせる。
今回はシャフトらしい音と背景が場面展開の部分に現れてきた。次回も楽しみである。
出典:http://3lion-anime.com/story/02.html
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